起業が資金調達に困った場合、ファクタリング業者を利用して、比較的簡単に資金調達を行うことができる。
しかし、ファクタリング業者の中には悪質な業者も存在しレンタルオフィスやマンションを拠点にした悪徳な業者が存在するのもまた事実だ。
悪徳なファクタリング業者の特徴は以下となっている。
悪徳なファクタリング業者の特徴
1.見積もり内容を後出しする
通常の費用請求方法であれば事前に費用の請求がもらえるが、
悪徳なファクタリング業者の場合、契約前は口約束程度で、後出しで事前の話とまったく異なる法外な請求をしてくる場合がある。
対策:見積もりは事前に受け取り、契約前にしっかり目を通すこと。
2.債権買取代金の振込方法が妥当かどうか
契約時の入金日に合わない、契約直前に入金日の日程を変更しようとする悪質な業者が中には存在する。
何かと理由をつけ振込期日を延期し、気がついたら連絡が取れなくなっていた、というケースに発展する場合があるので要注意だ。
対策:契約時に定められた入金日が適当であるかを確認する。
複数回の入金の場合は、それらの期間にが大きな開きがある場合なども要注意だ。
3.事務所が架空
ファクタリング業者のホームページは存在しているが、拠点であるはずの事務所が存在していない場合や、拠点をレンタルオフィス、マンションの1室を事務所代わりに使用しているケースがある。
特にレンタルオフィスは、簡単に借りることができるため架空の事務所に使われるケースが多い。
こういったケースの場合、悪質なファクタリング業者である可能性が高い。
対策:ファクタリング業者の事務所へ直接出向き、事務所が実在しているか確認する。
レンタルオフィスとマンションの一室を拠点にしているパターンは怪しんだほうが良い。
まとめ
悪質なファクタリング業者は、資金調達に困っている企業の隙をついてくるケースが多いので、上記の対策を踏まえて、しっかりとファクタリング業者の見極めを行おう。レンタルオフィスやマンションが拠点の業者は要注意だ。
また、コロナ禍での資金調達では、政府の援助も受けられるケースがあるので、そのあたりをしっかり調査し、手数料が安い即日対応のファクタリングの利用自体を見直すことも重要だ。